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HOME > 焼石膏の使い方と性質 > 2.使用上の注意事項

2.使用上の注意事項


●石膏の全般的注意事項
  • 1.粉末が目に入らないように注意してください。万一目に入った時はすぐに大量の流水で洗浄し、眼科医の診断を受けてください。
  • 2.粉塵の吸入を避けてください。局所吸塵排気装置のある所で、公的機関が認可した防塵マスクを着用して取り扱ってください。粉塵を長期間吸入すると呼吸器の炎症、障害を起こすことがあります。
  • 3.皮膚が過敏な人やアレルギー体質の人は、石膏スラリーが手や皮膚に触れないようハンドクリームを塗布、ゴム手袋を着用して取り扱ってください。石膏スラリーが手や皮膚に触れると炎症を起こすことがあります。
  • 4.石膏は吸湿性が高く、雨・水濡れ・湿気厳禁の材料です。
  • 5.使用前、使用中も含め密閉し、高温・多湿の場所を避けて保管してください。(結露水が発生しやすい所、湿気の高いところ、床や壁面に直接に接したところでの保管などは避けてください)
  • 6.小児の手の届かないところに保管してください。
  • 7.カタログ記載の物性値は、使用条件により変化します。また、使用方法は参考資料として提供するもので、それを保証するものではありません。
  • 8.指定の用途以外に使用の場合は性能を保証いたしかねます。
  • 9.積層段数が多いと荷くずれの危険があります。
  • 10.使用前に包装や説明書に記載の注意事項をよくお読みください。

●石膏の品目別注意事項
※全般的注意事項に加え、次のことにもご注意ください。
【歯科用焼石膏、歯科用硬質石膏
  • ・食べるものではありません。小児の手の届かないところに保管してください。
  • ・硬化物加工時の破損によるケガに注意してください。
  • ・下水の詰まりにご注意ください。
  • ・指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます。


【鋳造用石膏、鋳造埋没用石膏、歯科鋳造用埋没材】
  • ・粉塵の吸入を避けてください。局所吸塵排気装置のある所で、公的機関が認可した防塵マスクを着用して取り扱ってください。原料中に結晶性シリカなどの遊離けいさんが含まれているものもあり、肺の損傷(珪肺症)などを起こすことがあります。
  • ・鋳造用石膏は鋳型乾燥方法など使用説明書の指示に従ってください。石膏鋳型の乾燥は、結晶水の除去が不十分な場合、金属鋳込時に危険が生じます。
  • ・指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます。

【工業模型用石膏】
  • ・手の荒れやすい人は、石膏スラリーが手や皮膚に触れないようハンドクリームを塗布、ゴム手袋を着用して取り扱ってください。石膏スラリーが手や皮膚に触れると炎症を起こすことがあります。
  • ・石膏の硬化発熱時に顔や身体を無用に近づけないでください。石膏の硬化発熱に伴う発生ガスが目や鼻、皮膚に接すると、痛みや炎症を起こすことがあります。
  • ・石膏型は割れることもあり得ますので、吊り上げた型の下には絶対に入らないでください。
  • ・排水中の懸濁固形物、pHなど、排水廃棄物の公害についてご注意ください。詳しくは弊社にご相談ください。
  • ・石膏の品種によりpHが酸性・アルカリ性のものがあり、両者の混用はトラブルを発生させることがありますので、弊社にご相談ください。

【ケース用石膏】
  • ・石膏の硬化発熱時に顔や身体を無用に近づけないでください。石膏の硬化発熱に伴う発生ガスが目や鼻、皮膚に接すると、痛みや炎症を起こすことがあります。
  • ・硬化物加工時の破損によるケガに注意してください。
  • ・排水中の懸濁固形物、pHなど、排水廃棄物の公害についてご注意ください。詳しくは弊社にご相談ください。
  • ・石膏の品種によりpHが酸性・アルカリ性のものがあり、両者の混用はトラブルを発生させることがありますので、弊社にご相談ください。


【陶磁器型材用石膏】
  • ・ロクロ成形時に石膏型が割れ、破片飛来の危険がありますのでご注意ください。


【美術教材用石膏】
  • ・食べる物ではありません。小児の手の届かないところに保管してください。
  • ・下水の詰まりにご注意ください。





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